令和6年度企画展
小田高とシナリオ作家 山田太一
~小田原高校第5回卒業生(1953年卒)~
山田太一は名作テレビドラマ「男たちの旅路」「岸辺のアルバム」「ふぞろいの林檎たち」など、庶民の姿を描き続け、さまざまな社会問題を浮き彫りにしました。小説「異人たちとの夏」、映画「少年時代」、エッセイ集「月日の残像」でも高い評価を受けています。 一方、小田高との縁を大切にし、創立八十周年記念講演「現実の周辺」、同窓会総会講演「後半の人生」、創立百周年記念講演「百年を礎として」と、3回も講師を務めました。この企画展では、小田高在学中の作品「十八歳のファルス」、3回の講演内容、小田高新聞のインタビュー記事など、小田高との関りをご紹介します。 |
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小田高卒業記念写真 | |
創立百周年記念講演 | |
文芸部『息吹』の「十八歳のファルス」 |
校史展示室 南館3階 公開時間 9:00~15:00
令和2年に創立百二十周年を記念し、校史展示室、教材展示室、図書展示室を有機的な複合施設として
「小田原高校中等教育史料館」と命名しました。
公開スタッフ募集中!
小田高が好きな人大歓迎!史料館でボランティアをしてみませんか?小田高同窓会樫友会では、笑顔で
来館者を案内してくださるボランティアスタッフを募集しております。「小田高を卒業したけれど、小田高に関わりたい」「小田高の歴史に興味がある」「史料館の公開に協力したい」そんな皆様の応募をお待ちしております!活動内容や応募方法は、樫友会ホームページの「史料館公開スタッフ募集のご案内」をご覧ください。こちらです。https://odako.org/4922
教材展示室リニューアルオープン! 南館3階 公開時間9:00~15:00
小田高が令和5年度から文部科学省のスーパーサイエンスハイスクールに指定されたことに伴い、本館に保管されていた大量の生物・鉱物標本が中等教育史料館へ移されました。約600点もの生物標本のうち、学術的な価値の高い絶滅種、絶滅危惧種、ワシントン条約附属書Ⅰ類掲載種といった希少種と、教育学的な価値の高い明治時代の標本をまとめて教材展示室に常設展示しました。 これまではご覧いただける生物標本が限られていましたが、今後は多数の貴重な標本をまとめてご覧いただけます。トキ、キタタキ、チョウザメをはじめ、小田原城内高校との統合により3種類のツル、タンチョウ、マナヅル、ナベヅルがそろうなど、大変貴重です。なお、従来の各教科の教科書、物理実験機器、地理歴史の掛図・模型、植物標本なども、引き続き展示しています。 |
教材展示室
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明治期の教科書
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地理歴史の掛図・模型、物理実験機器など
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図書展示室 南館3階 公開時間 9:00~15:00
図書展示室は、旧制神奈川県立第二中学校・小田原中学校の蔵書をご紹介します。和漢書が2,216冊、洋装本が約2
万冊あり、教師の教授用参考書や生徒の学習図書として使用されました。「神奈川県立第二中学校」の蔵書印がある本が多数
あり、吉田庫三初代校長が収集を始めたことがうかがえます。二宮尊徳関係書や伊藤博文の蔵書は、小田原の地で中等教育が
営まれたことを物語っています。和漢書の中には、江戸初前期刊行本や古活字本などの貴重書もあります。
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図書展示室(開設準備中) |
和漢書 |
神奈川県立第二中学校の蔵書 |