令和2年に創立百二十周年を記念し、校史展示室、教材展示室、図書展示室を有機的な複合施設として
「小田原高校中等教育史料館」と命名しました。

校史展示室 南館3階 公開時間  9:00~15:30

常設展示品1
常設展示品2

企画展 箱根駅伝100回大会記念「襷をつないだ小田高卒業生の選手たち」

展示内容 (1)箱根駅伝創設に貢献した澁谷寿光(中7)と小田原中学校徒歩部(現陸上競技部) (2)総合優勝した選手たち、早稲田大学の河野兄弟:河野一郎(中12)、河野謙三(中15)、早稲田大学の中井賢二(中27)、明治大学の牧野博(中38)、日本大学の長谷川登(中33) (3)長谷川4兄弟:東京農業大学の長谷川実(中16)、中央大学の長谷川博(中18)、日本大学の長谷川亨(中25)、日本大学の長谷川登(中33) (4)武井兄弟:横浜国立大学の武井英雄(中43)、横浜国立大学の武井孝雄(高3) (5)第54回大会に出場した筑波大学の石塚靖夫(高25)、早稲田大学の内野郁夫(高26)、筑波大学の森二郎(高26)   (6)第75回大会に出場した中央大学の豊田雄樹(高47)、神奈川大学の平野泰輔(高47)

教材展示室 南館3階 公開時間  9:00~15:30

 明治33年の創立から昭和20年代の終戦・新制高校実施まで、神奈川県立第二中学校と小田原中学校で使用した各教科の教授用具、教科書、生徒のノートなどを紹介します。明治・大正・昭和の教材をご覧いただき、各時代にどのような教育を行っていたのか、お考えいただく一助となりましたら幸いです。
教材展示室
明治期の教科書
物理の実験機器

図書展示室 南館3階 公開時間  9:00~15:30

図書展示室は、旧制神奈川県立第二中学校・小田原中学校の蔵書をご紹介します。和漢書が2,216冊、洋装本が約2万冊あり、教師の教授用参考書や生徒の学習図書として使用されました。「神奈川県立第二中学校」の蔵書印がある本が多数あり、吉田庫三初代校長が収集を始めたことがうかがえます。二宮尊徳関係書や伊藤博文の蔵書は、小田原の地で中等教育が営まれたことを物語っています。和漢書の中には、江戸初前期刊行本や古活字本などの貴重書もあります。
  • これらは明治末の二度の火災、関東大震災、戦災、校舎改築など、度重なる災難を乗り越え、奇蹟的に今日まで受け継がれてきました。これほど多数のまとまった旧制中学の図書を収蔵している高校は、全国でも珍しく、近代中等教育の「歴史的教材」として価値が高いと考えられます。
図書展示室(開設準備中)
和漢書
神奈川県立第二中学校の蔵書

図書展示室パンフレット  下の画像をクリックして拡大表示できます

南 館

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