令和2年に創立百二十周年を記念し、校史展示室、教材展示室、図書展示室を有機的な複合施設として
「小田原高校中等教育史料館」と命名しました。

校史展示室 南館3階 公開時間  9:00~15:30

常設展示品1
常設展示品2

企画展  東京オリンピック記念「オリンピック選手の卒業生たち」                        ※このタイトルをクリックすると、企画展チラシがご覧になれます。

       

これまで3名の卒業生がオリンピックに日本代表選手として出場しました。原三郎は昭和2年に本校を卒業し、昭和7年(1932)、早稲田大学4年生のとき、ロサ ンゼルス五輪のボート(エイト)にバウ(舳手)として出場しました。内野正雄は昭和28年に本校を卒業し、昭和31年(1956)、中央大学4年生のとき、メルボ ルン五輪のサッカーにフォワード(インサイドライト)として出場しました。松下祐樹は平成22年に本校を卒業し、順天堂大学を経てミズノトラッククラブに所属し て平成28年(2016)、リオデジャネイロ五輪の400mハードルに出場しました。当時の写真や品物を展示し、卒業生オリンピアンの活躍を紹介します。
原 三郎(中22) ロサンゼルス五輪 ボート(エイト)
内野正雄(高5) メルボルン五輪 サッカー
松下祐樹(高62) リオデジャネイロ五輪 400mハードル

教材展示室 南館3階 公開時間  9:00~15:30

 明治33年の創立から昭和20年代の終戦・新制高校実施まで、神奈川県立第二中学校と小田原中学校で使用した各教科の教授用具、教科書、生徒のノートなどを紹介します。明治・大正・昭和の教材をご覧いただき、各時代にどのような教育を行っていたのか、お考えいただく一助となりましたら幸いです。
教材展示室
明治期の教科書
物理の実験機器

図書展示室 南館3階 公開時間  9:00~15:30

 図書展示室は、旧制神奈川県立第二中学校・小田原中学校の蔵書をご紹介します。和漢書が2,216冊、洋装本が約2万冊あり、教師の教授用参考書や生徒の学習図書として使用されました。「神奈川県立第二中学校」の蔵書印がある本が多数あり、吉田庫三初代校長が収集を始めたことがうかがえます。二宮尊徳関係書や伊藤博文の蔵書は、小田原の地で中等教育が営まれたことを物語っています。和漢書の中には、江戸初前期刊行本や古活字本などの貴重書もあります。
  •  これらは明治末の二度の火災、関東大震災、戦災、校舎改築など、度重なる災難を乗り越え、奇蹟的に今日まで受け継がれてきました。これほど多数のまとまった旧制中学の図書を収蔵している高校は、全国でも珍しく、近代中等教育の「歴史的教材」として価値が高いと考えられます。
図書展示室(開設準備中)
和漢書
神奈川県立第二中学校の蔵書

図書展示室パンフレット  下の画像をクリックして拡大表示できます

南 館

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